青いドレスの女 (1995) : Devil in a Blue Dress

人捜しの依頼を引き受けた素人探偵が、血生臭い殺人事件に巻き込まれる往年のフィルムノワールのムードを漂わせたハードボイルド・サスペンス。クリントン米大統領の愛読書としても知られる、推理作家ウォルター・モズレイの初長編小説『ブルー・ドレスの女』の映画化。監督・脚本は、俳優から監督に転じ、カール・フランクリン。

主演は、デンゼル・ワシントン。助演は、ジェニファー・ビールス、ドン・チードル、トム・サイズモアら。

青いドレスの女 (1995) : Devil in a Blue Dressのあらすじ

1948年、L.A.。失業中の黒人労働者イージー(デンゼル・ワシントン)は、行きつけのもぐり酒場の主人ジョッピー(メル・ウィンクラー)の旧友だという白人のオルブライト(トム・サイズモア)から、市長選に立候補中の富豪カーターの愛人で3万ドルを持ち逃げした白人女のダフネを捜す依頼を引き受ける。イージーは胡散臭さを感じたものの、家のローンを返済するために引き受け、「彼女は黒人が好みだ」というオルブライトの言葉を便りに聞き込みを開始。彼女の女友達のコレッタから、ダフネがカーターの前にフランクという黒人ギャングと同棲していたことを聞いた。

その翌日、イージーは2人の白人警官に逮捕された。痛めつけられながらも開放された彼に、かつて市長選でカーター(テリー・キニー)と争った資産家テレル(モーリー・チェイキン)が接触してきた。テレルは、ダフネの行方をしきりに知りたがっていた。家に戻ったイージーに、何とダフネ本人から電話がかかってきた。白人専用のホテルに隠れていたダフネ(ジェニファー・ビールス)と初めて会ったイージーは、青いドレスの彼女の美しさに息を飲む。

イージーは、マッギーという知り合いのポン引きから、ある手紙を取り返したいというダフネに同行するが、彼は何者かに殺されていた。それを知ったダフネは、彼を残して現場から逃げ去った。今や2件の殺人容疑者に仕立てられたと知ったイージーはカーターの屋敷に乗り込むが、オルブライトを使ってダフネを捜していたのはテレルの方だった。彼はテキサスから助っ人に来た旧友で早撃ち自慢のマウス(ドン・チードル)と組み、オルブライト一味の手に落ちたダフネの救出に向かう。

敵のアジトでイージーは、ダフネが実は黒人との混血であり、フランクの妹であることを知る。その事実を掴んだテレルが政敵であるカーターを失脚させるべく、彼女を脅迫していたのだ。ダフネは自分とカーターを救うべくテレルの少年愛好癖の証拠写真を掴み、彼と対決しようとしていたのだった。イージーとマウスの活躍で一味は倒され、ダフネは救われた。コレッタを殺し、イージーを事件に引き込むお膳立てをしていたのはジョッピーであることが明らかになり、マウスが彼を射殺した。そしてダフネは、フランクと共に姿を消した。その後テレルの弱みを握ったカーターは市長に当選、イージーは稼いだ金で私立探偵事務所をはじめた。

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