グローリー (1989) : Glory

南北戦争を舞台に、北軍の黒人部隊の指揮官と兵士たちの活躍と勇姿を描く戦記ドラマ。製作はフレディ・フィールズ、監督は「きのうの夜は…」のエドワード・ズウィック。リンカーン・カースティンとピーター・バーチャード、ロバート・グールド・ショーの原作を基に、脚本はケヴィン・ジャール。出演はマシュー・ブロデリック、デンゼル・ワシントン、モーガン・フリーマンほか。1989年アカデミー賞助演男優(D・ワシントン)、撮影、録音賞受賞。

グローリー (1989) : Gloryのあらすじ

1860年代初頭、ボストンの実家に戻ってきた北軍指揮官ロバート・グールド・ショー(マシュー・ブロデリック)は、パーティの席上で知事(アラン・ノース)から、黒人だけで組織される第54連隊の指揮官を勧められ、それを引き受ける。ショーの友人で白人士官のキャボット・フォーブス(ケイリー・エルウェス)と幼なじみの黒人シアーレス(アンドレ・ブラウアー)も、それに志願した。やがて多くの黒人たちが入隊を志願するが、その大半は南部から逃れてきた奴隷で、食事と軍服目当ての者も少なくなかった。訓練は苛酷を極め、しかし兵士は白人部隊をしのぐ成長ぶりをみせた。が、北軍内部でさえ人種差別は根強く、必要物資もなかなか支給されない上、リンカーン大統領の命令で、黒人兵は戦闘の加わることができないでいた。

厳しい訓練が続く中、ショーは、リーダー格のローリング(モーガン・フリーマン)や白人を憎むトリップ(デンゼル・ワシントン)、射撃の名手シャーツ(ジミー・ケネディ)たち兵士との交流を通して、厚い信頼関係を築いてゆくのだった。間もなく第54連隊は、サウスカロライナに移動し、ローリングも黒人初の上級曹長になるが、略奪や肉体労働ばかりの黒人兵士の仕事に業を煮やしたショーは、総司令官にそれを訴えて脅かしたことで、連隊はようやく実際の戦闘に加わることができ、そしてめざましい戦果をあげた。さらにショーは、難攻不落の南軍の砦フォート・ワグナーの攻撃を、部隊の全滅を覚悟で志願する。戦いの前夜、兵舎でゴスペルを歌う兵士たち。ローリングは、今まで家畜同様に扱われてきた、これは自分たちの誇り高い栄光なのだ、と語る。そして南北戦争の雌雄を決するこの壮絶な死闘の中で、第54連隊は全滅した。しかし彼らの勇敢な戦いは、その後北軍に多くの黒人部隊を誕生させるきっかけとなり、その勝利に大きく貢献することになるのである。

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